前回は少し堅苦しくなりましたのでちょいネタを2つほど。

 

この宣言の連合国側代表の一人であるイギリスの首相ウィンストン・チャーチルはこのポツダムでの会議中に総選挙で労働党に敗れ急遽帰国しています。

戦争に勝ったのに総選挙で負けるなんてw

でも、イギリスのテレビドラマ『刑事フォイル』を見ていると戦時中・後のイギリス国民の食糧や生活必需品の配給制や言動の取り締まりなど、生活に対する規制は日本とあまり変わらないところがあります。

イギリス国民にから見れば、戦争に勝ったのに戦時中と変わらない縛られた生活にNO!を突き付けたのかもしれません。

この時点で日本とはまだ戦争しているんですが、イギリス国民にとっての戦争とは、遠い極東の日本よりドイツとの戦争のことだったのでしょう。

 

 

 

もう一つ。

 『ポツダム宣言』には、日本に「自国を滅亡の淵に追い詰めた軍国主義者の指導を引き続き受けるか、それとも理性の道を歩むかを選ぶべき時が到来したのだ」の文言があります。

どこかで似たような言葉を聞いたことはありませんか?

そう、『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』又は『宇宙戦艦ヤマト2』で白色彗星帝国から地球への降伏要求に「生存か絶滅か選択する時が来た!」のセリフです!

元ネタは『ポツダム宣言』なのでしょうか?

真偽は脚本の藤川桂介氏に訊かないとわかりませんが、1934年生まれの彼は戦争体験者ですから知っていたかもしれません。

 

今回はこれまで。